ガルトニア(読み)がるとにあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガルトニア」の意味・わかりやすい解説

ガルトニア
がるとにあ
[学] Galtonia candicans Dcne.
Ornithogalum candicans (Baker) J.C.Manning & Goldblatt

ユリ科(APG分類:キジカクシ科)の秋植えまたは春植え球根草。南アフリカ高地原産で、別名ツリガネオモト。葉は根出葉で、長さ40~60センチメートル、幅6~8センチメートル。7~8月、約1メートルの花茎に白い鐘状の花を総状に吊(つ)るして開く。花は3~5センチメートルで、1花茎に20~30花つく。耐寒性が強く、東京地方では軒下などでも越冬する。2、3年は植え換えをしなくてもよい。秋に球根を掘り上げ、冬に乾燥貯蔵して春に植える方法もあるが、この場合は開花が遅れる。繁殖は実生(みしょう)または分球による。

[平城好明 2019年3月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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