日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ガーディナー(Samuel Rawson Gardiner)
がーでぃなー
Samuel Rawson Gardiner
(1829―1902)
イギリスの歴史家。ハンプシャーに生まれ、オックスフォード大学のクライスト・チャーチを卒業。その後ロンドンで教職によって身をたてながら歴史研究に没頭し、1863年から1901年にかけて16巻に及ぶ17世紀イギリス史の叙述を執筆した。この間ロンドン大学近代史の講師、教授(1872~85)も務めた。ピューリタン革命の研究を実証的学問に高めただけでなく、各種の専門雑誌、歴史協会などでの活動を通じて、イギリス歴史学の水準を引き上げることに貢献した。(書籍版 1985年)
[小泉 徹]