キタ(読み)きた

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キタ」の意味・わかりやすい解説

キタ
きた

大阪市北区、JR大阪駅と阪神、阪急両電鉄の大阪梅田駅を核として形成された繁華街通称難波(なんば)を中心とするミナミとともに大阪の二大盛り場である。江戸時代は色里であった。明治初期に鉄道が敷設され、明治末期には阪神、阪急両電鉄が開通し交通の結節点として発展してきた。阪急、阪神のターミナルデパートをはじめ、劇場、映画館、飲食店、ホテルなどが建ち並び、最近は地下街高層ビル立体構造でつくられた街となっている。

安井 司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キタ」の意味・わかりやすい解説

キタ

大阪市北区,大阪駅前付近の繁華街の俗称。特に曾根崎,梅田新道を中心とする付近一帯の地で,江戸時代曾根崎新地として知られた遊興地を基盤として発展。現在,映画館,演劇場,遊技場喫茶バー料亭などの飲食店が集中,地下商店街とも結ばれてにぎわう。ミナミの盛り場と並称される。現在,大阪駅付近一帯の再開発が進められ,活況を呈している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android