キフォナウテス幼生(読み)きふぉなうてすようせい

世界大百科事典(旧版)内のキフォナウテス幼生の言及

【コケムシ(苔虫)】より

… 雌雄同体で卵から孵化(ふか)する有性生殖と出芽によって増える無性生殖とを行う。大部分は体内で受精し,そこで発生が進んで孵化し,トロコフォラ幼生や三角形の2枚の殻をもったキフォナウテス幼生となり,プランクトン生活をする。トロコフォラ幼生は数時間,キフォナウテス幼生は十数日~1ヵ月後に他物に着生し,変態して石灰化し,のち出芽によってどんどん新しい個虫を増やして群体を大きくしていく。…

【触手動物】より

…雌雄同体。キフォナウテス幼生cyphonautesを生ずる。いろいろな生物や諸施設に付着して害を与えるので汚損生物の一つとされる。…

※「キフォナウテス幼生」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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