ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キリスト」の意味・わかりやすい解説
キリスト
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[キリストとイエス]
一般にキリストはイエスの別名のように考えられている。実際,新約聖書の中でもパウロの手紙などではキリストとイエスとが区別されていない場合もあるし,古代ローマの歴史家たち(タキトゥスやスエトニウスなど)は,多くの場合キリストを固有名詞と思っていた。…
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〔キリスト教の本質〕
【キリスト教とは何か】
この問いの背後には,かつてイエス・キリスト自身が弟子たちに投げかけた問い〈人々はわたしを何者だと言っているか……あなたたちは,わたしを何者だというのか?〉(《マタイによる福音書》16:13~20,《マルコによる福音書》8:27~30,《ルカによる福音書》9:18~21,《ヨハネによる福音書》6:67~71)がひそんでいる。この後者に答えることが,前者に対する根本的な答えである。…
…キリスト教美術とは何かに関しては,これを形式および内容の両面から考えることができる。まず形式の側から見れば,建築の場合では,一般信徒用の建物(大聖堂,教区聖堂)は,キリスト教典礼に必要な構造をもつこと,つまり祭壇を中心とする祭室または祭室に付随する空間を含む内陣と,典礼に列席する信徒の席のある身廊を備えることであり,ときとして洗礼堂,ナルテックス(前室),アトリウム(前庭)などがこれに付属する。…
…三位一体論とともにキリスト教教義の中核をなすもの。古代教会において激しい論争があったが,その後も絶えずとらえ直されてきたのは,これが神学の根本構造にかかわっているからである。…
…救世主。ギリシア語ではクリストス(キリスト)と訳された。聖書的伝統によれば,神の介入によって変貌した歴史内世界に立てられる神の支配の代行者をいう。…
…またライオンの子は生まれ出てのち3日間を仮死状態で過ごし,やがて両親のほえ声で目をさます。これをキリスト復活の故事になぞらえ,ライオンをキリストの聖獣とみなす伝統も中世には形成された。この獣は出歩くとき尾先の房で地を掃きながら進むので足跡を残さないともいわれる。…
※「キリスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
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