キンミズヒキ(金水引)(読み)キンミズヒキ(英語表記)Agrimonia eupatoria var. pilosa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キンミズヒキ(金水引)」の意味・わかりやすい解説

キンミズヒキ(金水引)
キンミズヒキ
Agrimonia eupatoria var. pilosa

バラ科の多年草で,原野に生える。ヒマラヤから東アジアの暖帯温帯に広く分布する。全草に毛を生じ,羽状葉が互生する。茎の先端が数本に枝分れして,各枝に多数の黄色の小花を穂状につける。萼片花弁も5枚で,12本のおしべがある。果実は残存する萼の内側にでき,その萼には多数の鉤状の毛があり,人や動物に付着して運ばれる。花序タデ科ミズヒキに似ており,花が黄色いのでこの名がある。

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