ギョトウ(読み)ぎょとう

世界大百科事典(旧版)内のギョトウの言及

【デリス】より

…ロテノン含有はトバより少ないといわれるが,収量は多い。ほかにデリス属でインド東部産のインドトバD.ferruginea Benth.(英名Indian tuba),アッサムから中国南部に分布するギョトウ(魚藤)D.triforiata Lour.などにもロテノン成分が含有されており,利用される。 デリス粉末は,日本では大正時代末から利用が始まり,化学殺虫剤が大量に合成されるまでは重要な殺虫剤の一つで,デリス粉剤,乳剤,セッケン製剤として広く使用された。…

【毒】より

…狭義にはきわめて少量でも生体に有害な,あるいは生命にかかわる作用をもつ物質をいい,一般に毒物と呼ばれている。ただし日本の法律でいう毒物とは〈毒物及び劇物取締法〉によって厚生大臣に指定された物質をいい,黄リン,四アルキル鉛,無機シアン化合物(青酸カリなど),水銀化合物,ヒ素化合物,クラーレ,ニコチンなどを含有する製剤がこれに該当する。広義には生体に有害な作用をもつ物質全般を指す。多くの化学物質は生体に取り込まれる量によって有害作用をもつので,この意味では医薬品や食塩なども量によって毒となるといえる。…

※「ギョトウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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