クウォ・ヴァディス(英語表記)Quo Vadis

山川 世界史小辞典 改訂新版 「クウォ・ヴァディス」の解説

『クウォ・ヴァディス』
Quo Vadis

ポーランドの作家ヘンリク・シェンキェヴィチの小説(1896年)。ローマ皇帝に捕えられていたペテロが牢から釈放された際に現われたキリストに対し「クウォ・ヴァディス(いずこに行きたもうか)」と,問うたとされる。その同じ問いを投げかけてこの作品は,祖国受難を初期キリスト教徒の迫害になぞらえ,それをもって祖国に独立希望を与えようとした。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android