クエイチョウフィルム(英語表記)Kueichouphyllum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クエイチョウフィルム」の意味・わかりやすい解説

クエイチョウフィルム
Kueichouphyllum

刺胞動物門花虫綱四放サンゴ亜綱に属するクエイチョウフィルム属としてまとめられる種の総称化石の単体サンゴ(→ルゴースサンゴ類)で,円錐形や円柱状をしており,直径が 10cmに達する。最初に命名されたのがクエイチョウフィルム・シネンゼ Kueichouphyllum sinense で,中国の貴州省産の標本に基づいているためこの属名があり,貴州サンゴを意味する。古生代石炭紀後期のテチス海に繁栄し,日本各地,トルコから中央アジアにかけて,その時代の地層に産する。(→サンゴ刺胞動物花虫類無脊椎動物

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android