クオーク(読み)くおーく(英語表記)quark

翻訳|quark

デジタル大辞泉 「クオーク」の意味・読み・例文・類語

クオーク(quark)

ハドロンを構成している基本粒子単独では存在できないがハドロン内に実在するとされる。全部で6種類あり、すべての物質はクオークと電子ニュートリノなどのレプトンからなる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「クオーク」の意味・読み・例文・類語

クオーク

〘名〙 (quark) 自然界の物質のもっとも基本的な構成粒子。アップダウンチャームストレンジトップボトムの六種類とそれらの反粒子反クオーク)がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

知恵蔵 「クオーク」の解説

クオーク

物質をつくる基本粒子。このうち素粒子の強い力を及ぼし合うのがクオーク。1964年、M.ゲルマンとG.ツワイクが提唱、ゲルマンがJ.ジョイスの作品『フィネガンズ・ウェイク』に出てくる鳥の鳴き声から名づけたとされる。標準理論によると、3世代6種ある。次々に見つかり、最後のトップも95年、最終確認された。3個で陽子中性子など重粒子に、2個で中間子になり、単体電荷は分母3の分数だが、分数電荷は現れない。陽子はアップ2個、ダウン1個、中性子はアップ1個、ダウン2個。一方、強い力が働かないのがレプトン(軽粒子)で、こちらも3世代6種ある。

(尾関章 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「クオーク」の解説

クオーク

正式社名「株式会社クオーク」。英文社名「QUOQ, Inc.」。金融業。昭和53年(1978)「西日本総合信用株式会社」設立。同59年(1984)「日本総合信用株式会社」に改称。平成11年(1999)「東京総合信用株式会社」と合併し現在の社名に変更。本社は東京都港区三田。三井住友銀行系の信販会社。クレジットカード「クオークカード」を発行。ほかにショッピングクレジットや信用保証、集金・決済代行業務などを行う。平成21年(2009)「株式会社オーエムシーカード」「株式会社セントラルファイナンス」合併し、「株式会社セディナ」となる。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android