クシ語派(読み)クシごは(英語表記)Cushitic languages

精選版 日本国語大辞典 「クシ語派」の意味・読み・例文・類語

クシ‐ごは【クシ語派】

  1. 〘 名詞 〙 ( クシはCush ) アフロ‐アジア語族の下位語派一つエチオピアケニアオロモ語(=ガッラ語)、ソマリアソマリ語等からなる。ソマリ語はソマリア民主共和国の公用語で、ローマ字で表記される。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クシ語派」の意味・わかりやすい解説

クシ語派
クシごは
Cushitic languages

クシト語派ともいわれ,エチオピアとその隣接地域で話される諸言語。アフロ=アジア語族に属し,その一つの語派をなす。ベジャ語,アガウ語群,東部クシ語群 (ガラ語,ソマリ語など) ,西部クシ語群 (カファ諸語) ,南部クシ語群 (ムブグ語,ムブルンゲ語) の5群に分れる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のクシ語派の言及

【アフリカ】より

…(3)ベルベル諸語Berber サハラ砂漠で話されている言語で,ゼナティ諸語Zenati,タマージグト・リフ・カビール諸語Tamazight‐Riff‐Kabyle,シルハ語Shilha,ゼナガ語Zenaga,トゥアレグ語Tuareg,グアンチェ語Guancheが含まれる。(4)クシ語派Cushitic おもにソマリア,エチオピア,ケニア北部に散る大小多数の言語。タンザニア北部でも小言語が数例話されている。…

※「クシ語派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android