翻訳|cuscus
有袋目クスクス科クスクス属Phalangerの哺乳類の総称。別名ユビムスビ。丸い頭に夜行性動物特有の大きな目をもち,外観は原猿に似ている。ニューギニアの熱帯林を中心にオーストラリア北東部,セレベス島などにブチクスクス,ハイイロクスクスなど約10種がすむ。体の大きさはネコ大あるいはそれ以下で,体長32~65cm,尾長24~61cm。毛は羊毛状で,種あるいは性別によって,赤色,黄色,灰緑色,黒色など哺乳類中もっとも色彩に富む体色をしている。樹上生活者で,後肢の第1指が他の指と向かい合う対向性を示し,木の枝をしっかりとつかむことができ,また,ものに巻きつけることのできる尾をもつなど,木の上での行動に適した形質を備えている。動作はゆっくりとしていて,この点でも原猿に似る。主食は果実,昆虫,木の葉など。休息時には木の茂みの中に座り込んで何時間も動かない。雌は育児囊をもち,1産1子らしい。
執筆者:今泉 吉晴
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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