クチャナイ(読み)くちやない

日本歴史地名大系 「クチャナイ」の解説

クチャナイ
くちやない

漢字表記地名「草内」のもととなったアイヌ語に由来する地名。「津軽一統志」に「けいちやう」の澗があると記され、享保十二年所附では「慶長澗」とするが、これは当地と考えられる。「蝦夷巡覧筆記」に「ケイチヨヤ」とみえ、「大船ノ澗有リ、但シ大船一艘ナラテ入ラス」という。「観国録」にクサナイとあり、「大漁場ニシテ漁小屋連簷数百家繁盛ト見ヘタリ、番屋モアル由」という(安政四年四月二四日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android