クツ・チュツ・トツ・つまる・かがむ・まがる(漢字)

普及版 字通 の解説


12画

(異体字)
15画

[字音] クツ・チュツ・トツ
[字訓] つまる・かがむ・まがる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は出。字はまたに作り、屈(くつ)声。はあるいはの省形であろう。〔説文〕三上に「詰(きつくつ)なり」とあり、詰とは語の滞る意。〔玉〕には「枉曲(わうきよく)するなり」とあって、伸・折のように、屈と同義に用いる。

[訓義]
1. 語がつまる、言いつまる。
2. なじる、しりぞく、かがませる。
3. かがむ、まがる、きわまる。
4. 屈と通じ、屈する、したがう。
5. 訥(とつ)と通じ、どもる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 久自久(くじく) 〔名義抄 キハム・カ(ガ)マル・シリゾク・クジク・クダク・トル/ クダク

[語系]
・屈khiutは同声。はまたに作り、辞の屈して塞がるをいう。出は黜(ちゅつ)の意であろう。

[熟語]

[下接語]
・詰・敬・受・身・拙・致・道・靡

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android