クトゥブ・モスク(英語表記)Qutb Mosque

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クトゥブ・モスク」の意味・わかりやすい解説

クトゥブ・モスク
Qutb Mosque

北インドを征服した将軍クトゥブ・ウッディーン・アイバクが 1200年頃デリーの都城内に創建した大モスクで,クッバ・アル・イスラーム (イスラムの力) とも呼ぶ。現存するインド最古のイスラム建築ヒンドゥー教寺院を破壊し,その跡に転用材を用いてつくられ,当初は横幅およそ 46m,奥行およそ 65mの単純な長方形設計であったが,のち 1295~1315年にかけてなど2度にわたり増築され,南北約 230m,東西約 140mの規模になった。 1993年クトゥブ・ミナールとともに世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android