世界大百科事典(旧版)内のクラーク・ゲーブルの言及
【ゲーブル】より
…アメリカの映画俳優。オレゴン州生れ(オハイオ州生れという説もある)。《風と共に去りぬ》(1939)のレット・バトラー役で有名なスターであり,この作品を頂点に1930年代から40年代前半にかけてそのキャリアの全盛期を築き,とくにその男性的魅力で〈ハリウッドのキング〉の異名をとった。下積み生活が長く,映画出演第1作《惨劇の砂漠》(1931)が30歳のときである。MGMに25年間所属し,最初はギャング映画の悪役専門だったが,1934年,コロムビアに借り出されて出演したフランク・キャプラ監督《或る夜の出来事》で明るい喜劇的な役柄をこなし,アカデミー主演男優賞を獲得し,都会的センスと野性味を兼ねそなえた規模の大きなスターの座を築いた。…
※「クラーク・ゲーブル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」