クレイドン効果(読み)クレイドンコウカ

化学辞典 第2版 「クレイドン効果」の解説

クレイドン効果
クレイドンコウカ
Clayden effect

銀塩写真において,きわめて短時間の高照度露光あるいはX線露光によって,その後の低照度長時間露光に対する感度が下がる現象をいう.最初の高照度露光で内部潜像核が多数できて,これらが第二露光時光電子をとらえるために減感が起こると考えられている.しばしば稲妻写真に見られ,ポジで見たとき稲妻が空よりも黒くなることがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android