クロイワザサ(読み)くろいわざさ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クロイワザサ」の意味・わかりやすい解説

クロイワザサ
くろいわざさ / 黒岩笹
[学] Thuarea involuta (G.Forst.) Roem. & Schult.

イネ科(APG分類:イネ科)の多年草。稈(かん)は地をはい、ところどころに直立する10センチメートルほどの稈を伸ばす。葉は線状長楕円(ちょうだえん)形で先は鋭くとがり、長さ約5センチメートル、葉鞘(ようしょう)には絹毛を散生する。穂状(すいじょう)花序は長さ約1センチメートル、白色片側を向く。海浜に生え、吐噶喇(とから)列島、沖縄からアジア、アフリカ熱帯分布。砂防用に植えられる。

[島袋敬一 2019年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android