クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街(読み)クヴェートリンブルクのせいどうさんじかいきょうかい、しろときゅうしがい

世界遺産詳解 の解説

クヴェートリンブルクのせいどうさんじかいきょうかい、しろときゅうしがい【クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街】

1994年に登録された世界遺産(文化遺産)。クヴェートリンブルクはドイツ中部ザクセン・アンハルト州の都市。ハルツ山地の北に広がり、町をボーデ川が流れる。商業都市として栄え、中世には東フランケン公国の首都だった。12世紀に建造された聖セルヴァティウス修道院聖堂にはハインリヒ1世墓地がある。息子の神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世は、10世紀にクヴェートリンブルク城を整備拡張し、帝国の宮殿とした。旧市街には14世紀からの歴史をもつ古い木組みの家が1200軒以上保存されていて、その美しい景色は壮観である。中世の歴史を伝える町並みが保存されていることなどが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はCollegiate Church, Castle, and Old Town of Quedlinburg

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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