グィード・ダレッツォ(英語表記)Guido d'Arezzo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グィード・ダレッツォ」の意味・わかりやすい解説

グィード・ダレッツォ
Guido d'Arezzo

[生]995頃.アレッツォ
[没]1050.5.17. アベラーナ
イタリアの音楽理論家。今日の記譜法が生れる直接の動機となった2線間を3度の音程間隔として構成された記譜法を提唱。また楽譜に書かれた歌を,ヘクサコードにあてはめた6つのシラブル (ウト,レ,ミ,ファ,ソ,ラ) のみで歌わせることにより容易な視唱の方法を発案,のちの階名唱法が生れる基礎をつくった。主著『ミクロロゴス』 Micrologus Guidonis de disciplina artis musicae。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android