グラッブ(読み)ぐらっぶ(英語表記)John Bagot Glubb

日本大百科全書(ニッポニカ) 「グラッブ」の意味・わかりやすい解説

グラッブ
ぐらっぶ
John Bagot Glubb
(1897―1981)

イギリス軍人陸軍士官学校卒業。第一次世界大戦に従軍後、中東へ赴き、トランスヨルダンでアラブ軍団の育成にあたった。1939年にアラブ軍団の総司令官となり、第二次世界大戦中は親ナチス軍と戦った。1948年の第一次中東戦争では、彼の率いるアラブ軍団はアラブ側の最高の軍隊といわれたが、結局イスラエル敗北を喫した。1956年フセイン国王によって解任された。グラッブ・パシャとよばれ、アラブ関係の著書も多い。

[木畑洋一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android