グラニョ(英語表記)Granö, Johannes G.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グラニョ」の意味・わかりやすい解説

グラニョ
Granö, Johannes G.

[生]1882
[没]1956
フィンランドの地理学者。ヘルシンキ大学地理学教室 (1893創設) の最初教授。シュリーターの景観地理学の影響を強く受けたが,景観感覚によって感知される自然環境と理解して,その体系化に努め,今日の現象論的地理学の先駆をなした学者といわれている。方法論に関する研究のほかフィンランドおよびエストニア地誌に関する著作がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android