…胆汁中に分泌される胆汁酸およびコレステロールの血清中の濃度も上昇する。また胆汁流の障害に伴って,肝臓が障害されてアルカリホスファターゼ,γ‐グルタミルトランスペプチダーゼγ‐glutamyl transpeptidase(γ‐GTP),ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)など胆道系に存在している酵素と,肝細胞中のグルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼglutamic oxaloacetic transaminase(GOT)やグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼglutamic pyruvic transaminase(GPT)などの酵素が血中に出てくるため,血清活性値が上昇する。しかも,これらの血清酵素活性値の変化には,障害の部位や性質に応じて特徴がみられるため,これらの検査は黄疸の鑑別診断に役立つ。…
…グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼglutamic oxaloacetic transaminaseの略称。正式名はアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ。…
…α‐ケト酸とアミノ酸の間のアミノ基の移動を触媒する血清酵素で,種々の酵素があるが,臨床医学では通常グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(GOT)とグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(GPT)の2種類の酵素を意味する。肝機能検査【大久保 昭行】。…
※「グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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