百科事典マイペディア 「グレゴリウス[1世]」の意味・わかりやすい解説 グレゴリウス[1世]【グレゴリウス】 ローマ教皇(在位590年―604年),教会博士,聖人。通称〈大グレゴリウスGregorius Magnus〉。ローマ元老院議員の家に生まれ,修道士,司教使節を経て登位。英国への伝道,貧民救済,教会造営などに尽力して,以後の発展の礎を据えた。《道徳論》《牧会規定書》《対話》などの著作のほか,膨大な書簡が残る。典礼の整備にも積極的で,グレゴリオ聖歌にその名が冠せられている。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報