グロインペイン症候群(読み)ぐろいんぺいんしょうこうぐん(英語表記)Groin pain syndrome

知恵蔵mini 「グロインペイン症候群」の解説

グロインペイン症候群

鼠径部(そけいぶ)の痛みを主症状とする症候群。鼠径部痛症候群。スポーツ選手に多いためスポーツヘルニアとも言われる。特にサッカー選手に多く発症し、中田英寿中村俊輔、ジネディーヌ・ジダン(フランス)、ロナウド(ブラジル)などが罹患している。股関節への過度な負担や周辺の筋肉疲労などにより発症し、腹部に力を入れた時などに鼠径部(両脚の付け根付近)・下腹部・太ももの内側睾丸の後ろ側などに痛みが生じる。治療にはマッサージ・ストレッチング筋力トレーニングなどが用いられるが、一度発症すると治療に長時間かかることが多い。

(2015-12-4)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android