精選版 日本国語大辞典 「ケット語」の意味・読み・例文・類語
ケット‐ご【ケット語】
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ロシア連邦、エニセイ川の中流のトルハンスクとその支流ポドカメンナヤ・ツングースカ川のバイキート付近に住むケット人の言語。旧称をエニセイ・オスチャーク語といった。人口は約1000人で、イムバット方言とシム方言に分かれる。名詞には男性、女性、物性の別があり、単数と複数で、男性と女性は5格に、物性は7格に変化する。女性単数主格am「母が」、向格am-diŋa「母へ」、離格am-dil′「母から」、所格am-diŋt′「母のもとに」、共格am-aś「母と」。動詞は接頭辞や挿入辞により活用する。usqit「なぐさめる」の変化形d-usqi-r-it「彼が私をなぐさめる」では、d-が主語の接頭辞、-r-が目的の挿入辞である。この言語の系統は謎(なぞ)に包まれている。
[小泉 保]
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…そのうちいくつかの言語は互いに小語族(下記(4)(5))を形成するが,他はそれぞれ系譜関係が明らかでない孤立の言語((1)(2)(3))であり,全体として系譜的に単一のまとまりをなすものではない。(1)ケット語Ket(エニセイ・オスチャーク語Yenisei‐Ostyakとも呼ばれる。ただしフィン・ウゴル語派のオスチャーク語とは別),(2)ギリヤーク語(またはニブヒ語),(3)ユカギール語,(4)チュクチ・カムチャツカ語族,(5)エスキモー・アレウト語族(語域の大部分は新大陸にあるが,一部は東北アジアに分布)。…
※「ケット語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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