ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケネリー=ヘビサイド層」の意味・わかりやすい解説
ケネリー=ヘビサイド層
ケネリー=ヘビサイドそう
Kennelly-Heaviside layer
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…1893年にインピーダンスについて論じ,交流理論の確立に貢献した。彼はまた1902年に電離層の存在を予想したことでも知られ,ケネリー=ヘビサイド層に名を残している。ケネリーはMKS単位系の導入,電気用語の標準化にも努力した。…
…1901年G.マルコーニが大西洋を隔てて無線電信用の電波を受信することに成功したことが契機となり,そのときの電波の伝わり方を説明するため,彼らは地球の上層大気中に電波を反射する電気伝導層,すなわち電離層が太陽の紫外線により生成されているという説を立てた。これにより電離層はケネリー=ヘビサイド層とよばれていた。一方,1878年にスチュアートB.Stewartは,地球磁場の日変化の原因が上層大気中に存在する電気伝導領域を流れる電流であるという仮説を立てていた。…
※「ケネリー=ヘビサイド層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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