ケベック映画(読み)けべっくえいが

世界大百科事典(旧版)内のケベック映画の言及

【カナダ】より

…その結果,年間製作本数も70年代には25本平均を達成するまでになり,《アーニー・ゲーム》(1968)のドン・オーウェン,《道を下って》(1970)のドナルド・シビブ,《暗闇にベルが鳴る》(1974)のボブ・クラーク,《ウィーク・エンド》(1975)のウィリアム・フリュエ,《パワープレー》(1978)のマーティン・バーク,そして〈内臓ホラー〉と呼ばれる特異な怪奇映画《ラビッド》(1977)などで注目を浴びたデビッド・クローネンバーグらが出た。一方,1950年代からフランス語圏のケベック州に新しい映画の胎動があり,60年代から70年代にかけてクロード・ジュトラ(《アントワーヌ伯父さん》1970),ジャン・ピエール・ルフェーブル(《最後の婚約》1973),ジル・グルー(《袋の中の猫》1964),ミシェル・ブロー(《命令》1974),ジル・カルル(《ベルナデットの本性》1972)といった〈ケベック映画〉の俊才が出て注目された。ジョアンナ・シムカス,ジュヌビエーブ・ビュジョルド,キャロル・ロールら,カナダからフランス映画に進出した女優の活躍も目だつ。…

※「ケベック映画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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