ケンジントン・チェルシー(英語表記)Kensington and Chelsea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ケンジントン・チェルシー
Kensington and Chelsea

イギリスイングランド南東部,グレーターロンドンを構成する 33地区の一つ。内部ロンドンに属する区で,ロンドン市(シティ)の西方,テムズ川北岸に位置する。ウェストエンドと呼ばれる地区の西に続く地域で,主として住宅地となっており,落ち着いたたたずまいをみせ,南部にはホテル,オフィス,レストラン,高級品の商店が多い。ロンドン大学の一部をなすチェルシー・カレッジや,自然史博物館,ロンドン科学博物館ビクトリア・アンド・アルバート美術館など世界的に有名な博物館・美術館がある。ハイドパークの西に接して位置するケンジントンガーデンは,ケンジントン宮殿,アルバート記念碑,ピーター・パン像などで知られる。面積 12km2。人口 15万8919(2001)。

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世界大百科事典(旧版)内のケンジントン・チェルシーの言及

【ケンジントン】より

…イギリス,ロンドン中心部にある地区。1965年に近隣のチェルシー地区と合併して,大ロンドン都市圏内のケンジントン・チェルシー区となり,その人口は14万9000(1993)。テムズ川の北岸,シティ・オブ・ウェストミンスターの西隣に位置し,高級住宅地区として,またケンジントン・ハイ・ストリートを中心とする商業地区として知られる。…

※「ケンジントン・チェルシー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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