ケンブリッジ綱領(読み)けんぶりっじこうりょう(英語表記)Cambridge Platform

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケンブリッジ綱領」の意味・わかりやすい解説

ケンブリッジ綱領
けんぶりっじこうりょう
Cambridge Platform

アメリカニューイングランド植民地の会衆派の信仰規準。ボストンケンブリッジにおいて開かれた4植民地の会衆派教会代表者会議によって、1648年9月15日に採択された。神学的にはウェストミンスター信仰告白に示されているカルバン主義立場にたち、その教会政治の理念は、1708年コネティカット植民地会衆派によって「セイブルック綱領」Saybrook Platformが採択されるまで、全ニュー・イングランドにおける会衆派教会の統一にとって大きな支えとなった。

[曽根暁彦]

『曽根暁彦著『アメリカ教会史』(1974・日本基督教団出版局)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android