ケーナ・ウパニシャッド(英語表記)Kena-Upaniṣad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケーナ・ウパニシャッド」の意味・わかりやすい解説

ケーナ・ウパニシャッド
Kena-Upaniṣad

古代インド初期 (前 500頃) 成立のウパニシャッド文献群の一つ。『サーマ・ベーダ所属。『タラバカーラ・ブラーフマナ』に含まれジャイミニ派に属する。4章から成り,前2章はほぼ韻文アートマン探究内容とし,後2章はすべて散文で物語形式によって諸神新発見ブラフマンに対して驚きの目をもって見た状態を叙述している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android