ゲード派(読み)げーどは

世界大百科事典(旧版)内のゲード派の言及

【ゲード】より

…その綱領(1882年ル・アーブル大会で採択)は,同国初のマルクス主義的政治綱領といわれる。やがて改良派と袂を分かち,フランス初のマルクス主義政党となっていく同党は,彼の名からゲード派と俗称された。彼のマルクス主義理解はきわめて教条的,図式的であったとはいえ,その演説と組織指導の能力ゆえに,国会議員としても大きな力を発揮した。…

【労働党】より

…しかし運動内部は対立しあう少数派の集りで,やがて82年,ブルースらポシビリストと袂を分かったゲード,ラファルグらは,フランス労働党を独自に結成した。労働者階級の非妥協的な革命政党を自認する同党は,指導者ゲードの名からゲード派と俗称された。ゲード派は,マルクス主義のフランスへの導入に力を入れ,そのための思想宣伝活動に取り組み,実際それに一定の貢献をなしたが,そのマルクス主義理解はきわめて教条主義的で,しかも労働運動に対する政党の絶対的優位を説いたから,革命的サンディカリストとも対立した。…

※「ゲード派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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