コア=カリキュラム(英語表記)core curriculum

翻訳|core curriculum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コア=カリキュラム」の意味・わかりやすい解説

コア=カリキュラム
core curriculum

社会や自然の学習を中核的部分とし,その周辺に関連的学習を同心円的に構造づけて構成する教育課程形式。 1930年代アメリカのカリキュラム改造期に,経験主義的教育理論に立脚して考案された。中核部分を経験や問題の単元系列で統合し関連学習やドリル学習をその周辺に配列するのが普通である。第2次世界大戦後日本に導入され,「3層4領域」カリキュラムなど独自の展開をみせたが,系統学習論の台頭に伴って衰退した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android