コウホネガイ(読み)こうほねがい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コウホネガイ」の意味・わかりやすい解説

コウホネガイ
こうほねがい / 河骨貝
[学] Meiocardia tetragona

軟体動物門二枚貝綱コウホネガイ科の二枚貝。別名キバガイ(牙貝)ともいう。房総半島以南の西太平洋に分布し、水深20~200メートルの細砂底にすむ。殻長30ミリメートル、殻高20ミリメートルぐらいで、殻は黄白色の卵形殻頂は高まって丸く著しく前傾し、そこからとがった後腹隅へ強い稜(りょう)が走る。殻表には規則的な間隔をもった成長肋(ろく)が明らかである。殻の内面は白い。日本産の同属には4種がある。

[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android