コウ・あう・したしむ(漢字)

普及版 字通 の解説


13画

[字音] コウ
[字訓] あう・したしむ

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は(こう)。は同形の飾り紐をつなぐ形。〔説文〕十二下に「重婚なり」とするのは、を再に従う字と解したものであろうが、は飾り紐を結び合わせる象徴的な方法で、婚儀を示す。その飾り紐にはまた(り)というものがあって、(り)も上下に虫が結び合う形である。〔詩、風、東山〕に「親(はは)や其のを結ぶ」とあって、婚儀の象徴的な方法であった。金文に婚をまた「婚」としるしており、にその義がある。

[訓義]
1. あう、男女相あう、縁組する、結婚、みうち。
2. したしむ、つるむ、いつくしむ。
3. 仲直りする、重婚。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 志比止女(しひとめ) 〔名義抄 トツギ・カサネテトツギス・ムスボル・シヒト 〔字鏡集〕 ヨメ・ムスボル・カサネテ・トツギス・カサネテトツギス

[語系]
koは同声。を結ぶ象徴的な儀礼の方法である。

[熟語]

[下接語]
・歓・交・婚・親

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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