コク(漢字)

普及版 字通 「コク(漢字)」の読み・字形・画数・意味


20画

(異体字)
9画

[字音] コク

[説文解字]

[字形] 形声
声符は學(学)(がく)の省文。〔説文〕二上に「することの甚だしきなり」と刻急の意とするが、その用例はない。〔段注〕に〔玄応音義〕の説を引いて、(酷)と声義が近いという。古帝王の名で尭の父であるとされ、〔礼記、祭法〕に殷では祀(ていし)されたという。字はまたに作り、漢の武梁祠堂画像にもその字を用いる。王国維の〔古史新証〕に、舜と同格の神とする推論がある。

[訓義]
1. いそいでつげる。
2. 古帝王の名、ともいう、高辛氏。尭の父、また契(せつ)(殷の祖神)の父ともいう。

[古辞書の訓]
名義抄 サカユ・ヤスシ・マク・タノシ・アヤマチ 〔字鏡集 イソギツグルナリ

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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