コスマス(読み)こすます

世界大百科事典(旧版)内のコスマスの言及

【年代記】より

…なお,ここで〈二つの国〉とは,天上の国と地上の国という意味であり,理想主義と現実主義の交錯を写しだしている点からいっても,代表例とみなすことができる。このほかにも,プラハのコスマスの《ボヘミア年代記》(12世紀初め),ヘルモルト・フォン・ボサウの《スラブ年代記》(12世紀後半)など,一地方,一民族を母体としつつも,世界年代記のスタイルをとったものが多くみられる。 一般に年代記は,多数の執筆者によって書き継がれるものだが,ある一時期に整理統合が行われ,その整理者の筆が表面に現れることが多い。…

【フーナ】より

…しかし530年ごろミヒラクラは西部インドの勇将ヤショーダルマンYaśodarmanに敗れてカシミール方面に退き,フーナの栄光時代は終わった。コスマスの《キリスト教地誌学》(6世紀半ばに成立)のなかでインド王と記される白フン王のゴルラスを,ミヒラクラとみる説もある。また玄奘の《大唐西域記》やカルハナの《ラージャタランギニー》には,ミヒラクラは仏教の迫害者として記されている。…

※「コスマス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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