コタ・バル(読み)こたばる(英語表記)Kota Bahru

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コタ・バル」の意味・わかりやすい解説

コタ・バル
こたばる
Kota Bahru

マレーシアケランタン州州都。マレー半島北東端のケランタン川河口に位置し、南シナ海に臨む。人口23万3673(2000)。マレー人が多く、伝統的な銀や錫(すず)の細工、サロン用の織物を生産し、西方にはタマンガン鉄山がある。このあたり一帯はかつてタイ国の勢力下にあった。太平洋戦争初期、マレー進攻を目ざした日本軍上陸地の一つとしても知られる。市街は近年著しく近代化した。地方空港もある。

[別技篤彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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