コックピット(操縦席)(読み)こっくぴっと(英語表記)cockpit

翻訳|cockpit

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コックピット(操縦席)」の意味・わかりやすい解説

コックピット(操縦席)
こっくぴっと
cockpit

航空機操縦席または操縦室のこと。航空機を操縦するのに必要な装置計器などを配置してある。開放された、またはキャノピーcanopy(操縦士風圧から守る透明なカバー)付きの場所である。ことばの意味は、ニワトリが逃げないように伏せておく籠(かご)のことで、第二次世界大戦前後の飛行機にはそれを連想させる操縦席をもつものがあったので、このように名づけられたといわれる。現在では完全に独立した部屋になった大型機の操縦席もコックピットとよばれている。スポーティーな自動車の運転席も、機能を重視した機械的な美しさをもつため、コックピットとよばれることもある。

[落合一夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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