コニャック(フランス)(読み)こにゃっく(英語表記)Cognac

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コニャック(フランス)」の意味・わかりやすい解説

コニャック(フランス)
こにゃっく
Cognac

フランス西部、シャラント県の町。シャラント川に臨む。人口1万9534(1999)。ワインを蒸留したブランデーの一種コニャックの産地として有名で、関連産業であるコルク加工、瓶・樽(たる)製造などの工業もある。16世紀以来、新教徒の中心地の一つであったが、1685年の「ナント勅令廃止により衰退する。しかしフランス革命以後コニャック酒生産の発達とともに繁栄を取り戻した。フランソア1世の生誕地。

[青木伸好]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android