コフィン・テキスト(読み)こふぃんてきすと

世界大百科事典(旧版)内のコフィン・テキストの言及

【死者の書】より

…古代エジプトにおいて死者の復活と永生の獲得を助ける葬礼文書の一つで,新王国時代(前16世紀)以降パピルスに記されて副葬されたものを指す。古王国時代末期の王のピラミッドの墓室壁面に刻まれた〈ピラミッド・テキスト〉,中王国時代の棺柩に記された〈コフィン・テキストCoffin texts(棺柩文)〉に続くもので,エジプトがキリスト教化する後4世紀まで高官貴族を中心に約2000年にわたって用いられた。復活を助け,彼岸において至福の生活を送るために必要な長短さまざまの呪文および祈禱文からなる。…

※「コフィン・テキスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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