コペンハーゲン天文台(読み)こぺんはーげんてんもんだい(英語表記)Copenhagen Observatory

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コペンハーゲン天文台」の意味・わかりやすい解説

コペンハーゲン天文台
こぺんはーげんてんもんだい
Copenhagen Observatory

デンマークコペンハーゲンにある天文台。1637年、国王クリスティアン4世(在位1588~1648)の命によって建てられたもので、現存するもっとも古い天文台。当時使われていた塔が残っているが、現在では望遠鏡はなく、約30キロメートル離れた場所に移されている。そこには65センチメートル反射望遠鏡とともに、写真子午環という新技術の望遠鏡などがあり、数十万個の星の精密な位置観測が続けられている。

[磯部琇三 2015年5月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android