コルチコイド

デジタル大辞泉 「コルチコイド」の意味・読み・例文・類語

コルチコイド(corticoid)

副腎皮質(cortical)から分泌されるステロイド様物質の総称コルチコステロイド

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栄養・生化学辞典 「コルチコイド」の解説

コルチコイド

 コルチコステロイドともいう.副腎で作られ分泌されるステロイドホルモンの総称.グルココルチコイド糖質コルチコイド),ミネラルコルチコイド鉱質コルチコイド),および副腎性ホルモンとよばれる3グループのホルモン群からなる.グルココルチコイドは,コルチゾールコルチゾンコルチコステロンなどがあり糖新生,抗炎症作用などの活性がある.ミネラルコルチコイドの代表的なものはアルドステロンであるが,活性の強弱はあってもグルココルチコイドはミネラルコルチコイドの作用をもちグルココルチコイドもミネラルコルチコイドの作用を示す.性ホルモンにはアンドロステンジオン,デヒドロアンドロステロン,11-βヒドロキシアンドロステンジオン,プロゲステロン,エストラジオール17-βなどがある.レセプターは核受容体ファミリーに属する.

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化学辞典 第2版 「コルチコイド」の解説

コルチコイド
コルチコイド
corticoid

副腎皮質から分泌されるホルモン,およびこれらと同様な生理作用をもつ合成ホルモン様物質の総称.作用面から分類すると,グルココルチコイドとミネラルコルチコイド(アルドステロン)とに分けられる.[別用語参照]副じん皮質ホルモン

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「コルチコイド」の意味・わかりやすい解説

コルチコイド
corticoid

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百科事典マイペディア 「コルチコイド」の意味・わかりやすい解説

コルチコイド

副腎皮質ホルモン

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世界大百科事典(旧版)内のコルチコイドの言及

【副腎皮質ホルモン】より

…副腎皮質から生成・分泌されるステロイドホルモンの総称で,同じ作用をもつ合成物質を含めてコルチコイドcorticoidまたはコルチコステロイドcorticosteroidともいう。副腎皮質ホルモンには,糖質コルチコイド(グルココルチコイドglucocorticoid)であるコルチゾール,コルチゾン,鉱質コルチコイド(ミネラルコルチコイドmineralocorticoid)であるアルドステロン,副腎性アンドロゲンであるデヒドロエピアンドロステロン,アンドロステンジオンなどがある。…

※「コルチコイド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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