コルドバ条約(読み)コルドバじょうやく(英語表記)Treaty of Córdoba

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コルドバ条約」の意味・わかりやすい解説

コルドバ条約
コルドバじょうやく
Treaty of Córdoba

1821年8月 24日,A.イトゥルビデ副王および V.ゲレロの間で結ばれたメキシコ独立条約。スペイン王フェルナンド7世またはその家族をメキシコに迎えて帝国とし,独立することが定められていた。

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世界大百科事典(旧版)内のコルドバ条約の言及

【イトゥルビデ】より

…17歳で副王軍に入隊し,イダルゴ,モレロスから独立戦争への加勢を要請されたが拒絶した。しかし1820年スペイン本国の情勢変化に伴い,〈プロフェサ綱領〉や,独立,人種差別の撤廃,教会の財産・持権の保護などをうたった〈イグアラ憲章〉を根拠にして,反乱軍を巧みに懐柔し,21年8月24日コルドバ条約で独立を達成した。しかし,その直後に君主制を樹立,皇帝となったため,共和制主義者により国外に追放され,再入国したとき,反逆者として銃殺刑に処せられた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」