コロニア県(読み)コロニア(英語表記)Colonia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コロニア県」の意味・わかりやすい解説

コロニア〔県〕
コロニア
Colonia

ウルグアイ南西端の県。県都コロニアラプラタ川と呼ばれる大三角江の最奥部北東岸を占める県で,西端はウルグアイ川をへだててアルゼンチンと相対する。ほぼ全域がゆるやかに起伏する低地から成り,ウシやヒツジの飼育に広く利用される。牧畜のほか,野菜,穀物果樹などの栽培や,酪農,食品加工,繊維などの工業が盛ん。歴史的に重要な地域で,県都は同国で最初の恒久的植民地が建設されたところである。首都モンテビデオと結ぶ幹線道路,鉄道が県内を通るほか,ラプラタ川沿岸にはヌエバパルミラ,カルメロ,コロニア,フアンラカセなどの港があり,水運も盛ん。面積 6106km2。人口 11万 2717 (1985) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android