コロラトゥーラ・ソプラノ(読み)ころらとぅーらそぷらの

世界大百科事典(旧版)内のコロラトゥーラ・ソプラノの言及

【コロラトゥーラ】より

…声楽の装飾法で,トリル,跳躍音程を埋める速い走句,小さい音型の反復,器楽音型の模倣などがあり,しばしば即興演奏される。特に17~19世紀のオペラのアリアにおいて歌手の技巧提示あるいは劇的表現のため用いられ,こうしたタイプの性格的声種としてコロラトゥーラ・ソプラノを生み出している。ワーグナー派はこれを非劇的なものとして排斥したが,R.シュトラウスの18世紀の形式への回帰によって再び多く用いられている。…

※「コロラトゥーラ・ソプラノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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