コロンビア高原(読み)コロンビアこうげん(英語表記)Columbia Plateau

精選版 日本国語大辞典 「コロンビア高原」の意味・読み・例文・類語

コロンビア‐こうげん ‥カウゲン【コロンビア高原】

(コロンビアはColumbia) アメリカ合衆国北西部の高原ロッキー山脈カスケード山脈との間に広がる溶岩台地。コロンビア台地。

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改訂新版 世界大百科事典 「コロンビア高原」の意味・わかりやすい解説

コロンビア高原 (コロンビアこうげん)
Columbia Plateau

アメリカ合衆国北西部の広大な溶岩台地。北と東をロッキー山脈,西をカスケード山脈に接し,ワシントンオレゴンアイダホの各州にまたがる。面積約52万km2,平均標高1200m。溶岩の厚さは50~150mで,コロンビア川スネーク川とその支流が深い河谷を形成する。森林に覆われた山地部では林業(おもに松)が盛んであり,低地部では灌漑集約農業がみられるほか,半乾燥地域では小麦栽培が,さらに乾燥した地域では放牧が中心である。
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百科事典マイペディア 「コロンビア高原」の意味・わかりやすい解説

コロンビア高原【コロンビアこうげん】

米国ワシントン州東部一帯にある高原。平均標高1200m。ロッキー山脈とカスケード山脈の間に広がり,コロンビア川の中流域に相当する。乾燥した内陸盆地で,冬小麦と春小麦の栽培が行われる。グランド・クーリー・ダム完成によって農業水利が改善された。
→関連項目ワシントン[州]

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コロンビア高原」の意味・わかりやすい解説

コロンビア高原
ころんびあこうげん
Columbia Plateau

アメリカ合衆国北西部の高原。ワシントン州、オレゴン州アイダホ州にまたがって広がる。西側はカスケード山脈、東側はロッキー山脈の支脈であるビタールート山脈に囲まれ、コロンビア川とスネーク川に刻まれる。標高500~1500メートル。新生代第三紀の玄武岩による溶岩台地である。ステップ景観の卓越を呈している。河川に沿う低地では農業が営まれる。

[鶴見英策]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コロンビア高原」の意味・わかりやすい解説

コロンビア高原
コロンビアこうげん
Columbia Plateau

アメリカ合衆国,ワシントン,オレゴン,アイダホ3州にまたがる高原。ロッキー山系とカスケード山脈にはさまれた半乾燥地帯で,南東のコロラド高原とともに西部高地を形成している。高原は黒色の溶岩から成り,標高は 500~1500m。スネーク川とその支流が深い峡谷を刻んで流れる。

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