コンビチュニー(読み)こんびちゅにー(英語表記)Franz Konwitschny

百科事典マイペディア 「コンビチュニー」の意味・わかりやすい解説

コンビチュニー

ドイツ指揮者。北モラビアのフルネクに生まれ,ブルノの音楽学校を経てライプチヒ音楽院に学ぶ。1927年バイオリンおよびビオラ奏者から指揮に転身フライブルクフランクフルトハノーファー歌劇場の音楽総監督を経て,1949年以降はライプチヒ・ゲバントハウス管弦楽団の常任指揮者として東ドイツ音楽界に重きをなした。1961年に同楽団と来日。1953年−1955年にはドレスデン国立劇場,1955年−1962年にはベルリン国立歌劇場の音楽総監督を兼任

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンビチュニー」の意味・わかりやすい解説

コンビチュニー
こんびちゅにー
Franz Konwitschny
(1901―1962)

旧東ドイツの指揮者。北モラビアのフルネク生まれ。バイオリンおよびビオラ奏者として活動したのち指揮に転じ、シュトゥットガルト歌劇場を振り出しにドイツ各地の歌劇場の音楽総監督を務めた。1949年ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団常任指揮者に就任、死去するまでそのポストにおり、あわせてドレスデン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場でも活躍、東ドイツの代表的な指揮者として名をあげた。じみな芸風ながら独特の重厚さがあり、ドイツの伝統を受け継いだ指揮者の一人。61年(昭和36)にライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団と来日。

[岩井宏之]

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