コーティング

デジタル大辞泉 「コーティング」の意味・読み・例文・類語

コーティング(coating)

[名](スル)物体表面薄膜を付着させておおうこと。レンズの表面反射を防ぐため、表面を弗化ふっかマグネシウムなどの薄膜でおおったり、合成樹脂などの被膜で布・紙の表面を防水・耐熱加工したりすることなど。

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精選版 日本国語大辞典 「コーティング」の意味・読み・例文・類語

コーティング

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] coating ) 物体の表面をパラフィン樹脂などの薄膜で覆うこと。木材の表面保護のための合成樹脂コーティング、レンズの表面反射を取り除くための弗化マグネシウムコーティングなど。コーティング加工。〔原子椎茸と(1954)〕

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百科事典マイペディア 「コーティング」の意味・わかりやすい解説

コーティング(レンズ)【コーティング】

レンズ面に入射した光線の反射を減らし透過率を高めるため,レンズ面にガラスより屈折率の小さい透明な薄膜をつけること。普通フッ化マグネシウム真空蒸着により数分子程度の厚さに被覆する。反射光が減るのは,膜の上面と下面で反射された光が干渉によって相互に消しあうためで,それでもなお残る反射光のためレンズ面は赤紫またはだいだいアンバー)色を帯びる。レンズ面の保護の役もはたす。コーティングされたレンズをコーテッドレンズという。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コーティング」の意味・わかりやすい解説

コーティング
coating

レンズの表面に,ガラスより屈折率の小さい薄膜(フッ化マグネシウム,フッ化カルシウムなど)をつけること。反射率が減少するため,レンズの明るさの損失を防ぐことができる。さらに逆光撮影時でもフレアゴースト発生を防ぎ,クリアでコントラストの高い写真が撮れる。

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パラグライダー用語辞典 「コーティング」の解説

コーティング

キャノピーのクロス(布)に、コーティングを行い空気が透過しないようにしている。初期のパラグライダーには、このコーティングの悪い物があり、短期間で寿命となったものが有ったが、最近ではかなり研究されキャノピーの耐久性が向上した。

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改訂新版 世界大百科事典 「コーティング」の意味・わかりやすい解説

コーティング

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栄養・生化学辞典 「コーティング」の解説

コーティング

 本来表面を覆うこと.菓子などの表面を種々の素材で覆う場合にも使われる.

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世界大百科事典(旧版)内のコーティングの言及

【薄膜】より

…〈うすまく〉ともいい,コーティングcoating,あるいは単に膜などとも呼ぶ。類語として,foil,layerがあるが,現在は,前者には箔,後者には層という訳語がつけられている。…

【ペイント】より

…俗にペンキともいわれるが,これはオランダ語のpekのなまり。特定条件のもとで,特殊な方法で塗装される工業用塗料(たとえば焼付け用)にはコーティングcoatingの語のほうが多く使用されるが,はっきりした区別はない。光沢のあるペイントはエナメルあるいはエナメルペイントともいわれる。…

【ケーキ】より

…酒類は風味や香り付けだけでなく,保存性を高めるためにも重要で,ラム酒,ブランデー,各種リキュールなどが用いられる。
[デコレーション]
 焼き上がったケーキの土台には,仕上げのためコーティング,絞出し,その他の操作が加えられる。おもなものはコーティングと絞出しで,ほかに花の砂糖漬,ナッツ類,マジパン細工などで飾ったり,表面に模様を描いたり,焦げめをつけるなど種々の方法がある。…

※「コーティング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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