粒状の水溶性肥料(速効性肥料)の表面を半透水性ないし非透水性の膜物質で被覆(コーティングcoating)したもので、肥料成分を膜のピンホールや裂け目から徐々に溶出させ肥効の緩効化を図った肥料である。被覆肥料ともいう。オレフィン樹脂(ポリオレフィン)、ポリエチレン、アルキド樹脂、硫黄(いおう)などで被覆したコーティング肥料が発売されている。作物の生育にあわせた養分供給ができ、肥効が高く、流亡などによる環境への悪影響が少ない環境保全的肥料である。被覆する原料肥料としては窒素肥料、リン酸肥料、カリ肥料、苦土肥料など多様なものがあるが、緩効化の効果がもっとも顕著に現れるのは窒素肥料である。コーティング肥料からの成分溶出はコーティング剤の種類、厚さ、粒径によるばかりでなく、土壌の地温、水分などによっても影響される。
[小山雄生]
『『生分解性ケミカルスの市場展望』(2000・シーエムシー)』
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
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